2022/09/26

東京都交通局6300形(6304編成)

東京都交通局6300形は、三田線の開業以来使用してきた6000形の代替を目的として導入された車両です。三田線としては25年ぶりのモデルチェンジ車両となりました。その間の乗客のニーズの高度化と多様化を反映して設計されています。
車体はステンレス製となり、先頭部はFRP成形の自由度を活かしてソフトな曲面構成とし、大形曲面ガラスを使用して運転席の視界改善を図りつつスピード感のある半流線形としました。また識別帯は三田線のラインカラーのブルーに赤色を加えたツートンカラーとなっています。
制御装置はGTO-VVVFインバータ制御のTINV-06、主電動機は出力180kWのTIM-6、補助電源装置はTSIV-6です。台車はT-6A/B、冷房装置は42.000kcal/hの能力を持つTCL-6B、車両制御情報管理装置TISを装備しています。
写真の6304編成は1993年6月に川崎重工で完成したもので、6300形の1次車に相当します。6500形が2022年度末までに8両編成13本投入されるため置換対象となり、2022年6月に営業運転を離脱しました。6300形としては初の廃車編成となります。

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