相模鉄道9000系は、6編成が相鉄グループが創立100周年と都心直通に向けて推進している「デザインブランドアップロジェクト」施策に基づいてリニューアルされました。塗装は新たに制定した「YOKOHAMA NAVYBLUE」とし、外観も前照灯の位置変更やスカートの形状変更によって大きく印象が変わりました。
内装については全体をグレートーンで統一し、細部まで行き届いた更新となり新車といってもおかしくない位改善されました。座席はロングシートは十分なクッション性を持ったバケットタイプ、クロスシートはスコットランド製の本革仕様です。車内案内装置についても17インチワイドLCDの新型に換装されています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVFI-HR2820Q、主電動機は出力180kWのTDK-6140-A1、補助電源装置はIGBT-SIVのTDK-3349Aです。台車はTS-907/TS-908、集電装置はPT-7103F、冷房装置はRPU-2218Aを装備しています。
写真の9702Fは1993年3月に東急車輛で完成したもので、9000系としては1次車に相当します。2013年11月にVVVF制御装置の更新が行われました。2017年6月にリニューアルが行われ、形式末尾にRが付加されました。同時期に製造された9701Fは残念ながらリニューアル対象から外れて廃車となってしまいました。
過去の記事から
相模鉄道9000系(9702F) オリジナルカラー
過去の記事から
相模鉄道9000系(9702F) オリジナルカラー
https://sanojiro.blogspot.com/2010/02/90009702f.html
相模鉄道9000系(9702F) 新塗装
相模鉄道9000系(9702F) 新塗装