2022/09/04

東急電鉄5000系(5113F)

5000系は2002年から導入している軽量ステンレス車で、東急車輌とJR東日本が共同で開発したE231系電車と基本構造と部材の共通化することでコストダウンを図っています。また㊓日本鉄道車輌工業会の通勤・近郊電車の標準仕様ガイドラインに準拠しています。
5000系の構体は、台枠上面で折れわずかに内側に傾斜しています。これがスマートな前面形状にもつながります。室内のシートモケットや化粧板は清涼感を演出するため青系統のカラーデザインを採用しています。車内情報案内装置はLCDによるものです。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVHI-HR2820B/D.VFI-HR1420B/W、主電動機は出力190kWのTKM-98、補助電源装置はIGBT-SIVのINV146-Bです。台車がTS-1019/TS-1020A、集電装置はPT-7108B/D、冷房装置はCU708/CU708B/HRB-504を装備しています。
写真の5113Fは2007年9月に東急車輌で完成したものです。新製当初は6扉車を2両編成中に組み込んでいました。2009年9月に6扉車を3両化しました。現行のサハ5413・5513・5813は2016年6月に総合車両製作所で完成したもので、10両全車が4扉車となっています。