2022/09/03

東急電鉄3000系(3008F)

東京急行電鉄3000系は営団(当時)南北線・都営三田線・埼玉高速鉄道線との相互直通運転に備えて導入された車両です。「すべてにやさしく美しい車両」作りを設計のコンセプトとし、軽量化と省エネルギー化を図りつつ、運転・保守面での取り扱いのしやすさを考慮しています。
客室の色彩は暖かみのあるローズ系でまとめられています。また腰掛は大型袖仕切りを持つ片持ち式のバケットシートを採用しています。1人当たりのシート幅は従来の車両よりも10mm拡大して450mmとなりました。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVFI-HR4820E/SVF038-A0、主電動機は出力190kWのTKM-98・99、補助電源装置はIGBT-SIVのINV127-B0です。台車はTS-1019/TS-1020、集電装置はPT-7108B、冷房装置はRPU-11012H/HRB503-1を装備しています。
写真の3008Fは2000年8月に東急車輌で完成したものです。72両(6両編成12本)で2000年8月の目黒線開業を迎え、2001年3月に3013Fを増備しました。2023年の相鉄線への直通に備えて中間車2両を新製・増結して8両編成化が進められています。