2022/09/10

東急電鉄5050系(5164F)

5050系は東横線の主力車両として長年使用されていた8000系を代替し、使用電力量・騒音・振動の低減を図るため2004年度から導入を開始したものです。10両編成の4000番代、田園都市線から転用した5000系を含めて342両が在籍しています。
上部の帯はラインカラーの赤に適応する色調として桜色のラインにしています。車体幅は2.798mmと拡幅しています。客室の色調はクリアーな暖色系でまとめています。腰掛は片持ち式のバケットシートでJR東日本のE231系とほぼ共通ですが、座面をSバネ入りとして座り心地を改善しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVFI-HR2820B、主電動機は出力190kWのTKM-99、補助電源装置はIGBT-SIVのINV-146-Bです。台車はTS-1019A/TS-1020A、集電装置はPT-7108B、冷房装置はCU708/HRB504を装備しています。
写真の5164Fは2006年9月に東急車輌で完成したものです。2011年度に副都心線直通改造を実施しました。直通開始後には「8Cars」ステッカーを掲示しています。また2014年度に室内灯と前照灯をLEDに換装しています。