2009/12/05

東京都交通局10-000形(10-190編成)

 都営地下鉄の新宿線は新宿ー本八幡間を結ぶ路線である。新宿から京王電鉄と相互乗り入れを行うため、レールの幅が1.372mmとなっている。この間隔は京王電鉄がもともと東京都電へ乗り入れることを考えて採用したものであり、さらにさかのぼって都電がこの間隔を採用したのは何故かというと馬車軌道を一部継承していたからである。
 新宿線の列車は京王線の笹塚まで直通する列車を主体として、一部列車は京王相模原線の橋本まで直通している。
 10-000形は1978年の新宿線開業に備えて導入された車両で、1997年までに224両が製造された。主回路はJR201系などと同じ電機子チョッパ制御で、回生ブレーキも備えている。
 写真の10-190編成は、1986年の船堀ー篠崎間の延長開業に備えて製造された三次車である。車体が骨組みを含めてステンレス製となり、側窓が一段式となったことなどの変更点がある。現在では新宿線でもっとも古い電車だということになる。

2 件のコメント:

  1. 佐野 次郎さん こんばんわ。
    都営新宿線が新宿、岩本町間が開通したころ、乗りに行きました。当時何もかも新しい技術。グローブ型のベンチレータが面白い車両もさることながら、シールド区間が多いと高級路線というイメージがあったことを思い出しました。現在はこんな地下鉄急行見たことも無いといっていいほど、急行は速いですよね。

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  2. 匿名さんコメントありがとうございます。

    地下鉄の急行運転は、首都圏では東急新玉川線〈当時〉くらいしかありませんでしたが、都営新宿線・東京メトロ副都心線と導入されました。

    速い列車はありがたいですよね。
    時間を有効に使えて助かるし、乗ってて気持ちいいですし・・・

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