2009/12/01

横浜市営地下鉄2000形

 1984年には横浜市営地下鉄としては第二世代の車両である2000形が登場した。翌1985年の新横浜ー横浜間、上永谷ー舞岡間の延長開業に備えて導入された車両である。
 車体は軽量ステンレス製となり、1000形に比べてフラットな印象となった。また冷房装置を当初から備えていた。主回路は電機子チョッパ制御を採用し、消費電力の低減を図っている。
 メーカーは横浜市内にある東急車輛で、同時期に製造された国鉄205系や東急9000系にも通ずる仕様で製作されている。
 まだまだ走れる車両のように思えるが、ワンマン運転に対応できず、開業以来の1000形とともに2006年12月に現役を退いた。なお台車などの走行機器の一部は3000R形に継承されている。
【撮影:佐野次郎 1992.10.7上永谷駅】