南北線の一次開業に際して、1990年11月に新形式である9000系電車の量産先行車1編成が落成した。千代田線での走行試験を踏まえて、1991年に量産車28両〈4両編成7本〉が製造された。
車体はアルミ製で、VVVFインバーター制御を採用している。また南北線はワンマン運転を行うため、ATO装置を装備している。ちなみに南北線は本格的なホームドアを採用している。卒業旅行で1992年にシンガポールに行ったが、MRTという都市鉄道が同じようなホームドアを採用していた。
写真の9102Fは91年7月に川崎重工で落成し、1996年3月の四ツ谷ー駒込間の開業時に中間車4両を増結して6両編成となっている。なお捻出した2両の中間車は試作車〈9101F〉の6両編成化に充当している。
【撮影:佐野次郎 2009.11.28奥沢ー大岡山間】