2010/11/21

京王電鉄8000系(8006F)

 京王電鉄8000系電車は1992年から99年にかけて244両が製造されました。府中・長沼・北野駅周辺の立体交差化完成を踏まえて実施された1992年春のダイヤ改正にあわせて営業運転に投入されました。
 車体はステンレス製ですが、前面のみ普通鋼製となっています。名車のほまれが高かった5000系のイメージを残しながら、スピード感のあるデザインでまとめられています。室内については暖色系の配色とし、明るく温かみのあるソフトなイメージとなりました。
 主回路はGTO-VVVFインバータ制御を採用しています。主電動機は出力150kwの誘導電動機TD6155-A形を装備しました。台車はペディスタル方式の空気バネ台車TS823A/TS824を装備しております。
 写真の8006Fは1992年4月に日本車輛で完成したもので、8000系の2次車に相当します。8000系は当初速達系の列車を中心に使用されていましたが、現在では列車種別に関係なく運用されています。