EF58形電気機関車は戦後の国鉄を代表する車両のひとつです。1956年11月の東海道本線の全線電化に際して、特急「つばめ」「はと」の牽引機として使用されました。
さらに東京ー博多間のブルートレイン「あさかぜ」の機関車も当初はEF58形でした。その後EF65形が主力となってからも、「北陸」「北星」の上野口や「あかつき」「彗星」の大阪口などにEF58形が活躍していました。
首都圏では昭和50年代後半の東京ー大阪間急行「銀河」や荷物列車の牽引が、EF58形にとっての最後の晴れ舞台であったと言えるでしょう。
写真の157号機は1958年に三菱電機で完成したものです。JR東海に継承されて、イベント列車の牽引などに活躍しました。
【撮影:佐野次郎 2011.6.9】