2011/07/18

リニア・鉄道館クモハ12 041

写真のクモハ12 041は、いわゆる戦前型旧形国電の一員で、車体長も現代の通勤電車より少し小さめの17メートルです。
写真ではわかりにくいですが、側面のゴツゴツしたリベット(鋲)が戦前の電車の一つの特徴ですね。首都圏では1996年まで鶴見線の大川支線を走っていたクモハ12形が有名ですね。
同じクモハ12形でも041号車の出自は異なります。もとはモハ30 131という中間電動車で京浜線などで使用されていました。1964年に牽引車のクモヤ22 112に改造され、写真のスタイルとなりました。
浜松工場の構内入換用に使用されていましたが、1987年にJR東海のイベント用としてクモハ12 041となり、2001年まで使用されました。引退後は佐久間レールパークに展示されました。
【撮影:佐野次郎 2011.6.9】