東武浅草駅はいかにも私鉄のターミナルらしい風情を残している駅であります。それもそのはずで、建物は1931年に開業した当時のものです。
現在でも日光や鬼怒川に向かう特急の始発駅ですが、通勤輸送に関しては地下鉄日比谷線・半蔵門線への直通のほうがメインルートになっています。
ちなみに東武浅草駅の上は開業以来松屋百貨店になっていますが、昨年4階以上の営業をやめたそうです。百貨店の業態も厳しいですね。ちなみに私の近所の横浜関内・伊勢佐木町でも百貨店はなくなってしまいました。
何でもあるから百貨店なのですが、その何かが専門店やスーパーで安価で手に入ってしまう。となるとお客は何のために喜んで高い金額を払うのか?となってしまう。しかも百貨店は身近なレジャーランドでもありましたが、娯楽もあふれている。現代の百貨店経営は難しそうですね。
【撮影:佐野次郎 2011.7.3】