2011/07/18

リニア・鉄道館クモハ165-108.サロ165-106(165系急行形電車)

今では全滅に近い急行列車ですが、昭和50年代の国鉄は相当数の急行列車を運行しておりました。東海道線東京口の165系「東海」+167系「ごてんば」などは堂々の16両編成!で運転されていたのです。
その他上野駅まで行けば、信越本線の「妙高」などの急行列車を見ることができました。さらに常磐線の「ときわ」など交流区間に直通する急行も多く走っていましたね。
東北・上越新幹線が上野まで乗り入れた1985年3月のダイヤ改正あたりから、急行はどんどん特急に格上げされて姿を消していきました。「ごてんば」廃止後も孤塁を守っていた「東海」も1996年に特急化されました。
写真のクモハ165-108は1966年に東急車輌で、サロ165-106は1967年に帝国車輌で完成したものです。急行列車が特急化されて働き場所を失った車両たちは、地方都市の普通の増発に転用されました。しなの鉄道では派生形式の169系がいまだ現役ですね。
【撮影:佐野次郎 2011.6.9】
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