今でこそ廃車の対象となり始めた京浜急行800形ですが、デビューしたころは普通・急行・特急はほとんど1000形、快速特急もときたま1000形という状態でしたので、ずいぶんと新鮮に感じられたものです。
800形と同じく4扉ですが少々野暮ったい700形や、湘南スタイルの2扉・クロスシートの先代600形、600形を4扉にしたようなスタイルの500形、3扉にしたような400形まで現役でしたので当然かもしれません。
1980年代には800形は3連で普通、6連で京浜川崎ー新逗子間の急行に主に使用されていたように記憶しています。高校の帰りに京浜富岡(当時)駅を通過していく急行をよく見かけた記憶があります。
写真の807編成は1979年11月に東急車輌で完成したものです。この編成以降が800形の本格的な量産車となります。1995年9月に同時期に完成した808編成とともに6両固定編成に改造されました。