2019/09/28

京王線7000系(7428F)

今となってはJR東日本を初め首都圏の通勤電車のほとんどは、銀色の車体にラインカラー帯というスタイルが一般的となっています。1980年代までさかのぼりますと、国鉄の103系をはじめスチール製の電車が主流で、ステンレス製の銀色の電車は少数派でした。
首都圏では、傘下に東急車輌を擁する東急電鉄の7000系(先代)・8000系・8500系、京成の3500形・3600形、東武の10000系、そして京王の7000系・3000系といったところが数少ないステンレス製の電車だったと思います。これらの車両も寄る年波には勝てず、姿を消しつつあります。
当時のステンレス製の電車の特徴は、側面のコルゲートと呼ばれるギザギザというか凹凸であります。詳しいことはわかりませんが、強度維持か何か構造上の理由で必要とされた加工だと思います。現在のステンレス製電車の側面は平滑になっています。
写真の7728Fは、8連の7714Fとして1986年11月に東急車輌で製造されたものです。2004年2月に制御装置をVVVFインバータ制御に更新しました。2010年11月に編成組換を行い10連化して、あわせて一部車両を改番し7728Fとなりました。
【撮影:佐野次郎 2019.9.14 代田橋ー明大前間】

過去の記事から
東急田園都市線8500系(8625F)
東急池上・多摩川線7700系(7906F)
京成3500形(3509編成)
京成3600形(3648編成)
東上線10000系〈11005F〉
井の頭線3000系〈3779F〉

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