2009/08/13

伊勢崎線8000系〈8530Fほか〉

 東武伊勢崎線は2003年に半蔵門線への相互乗り入れを開始したあとも、日中は1時間あたりに3本しか直通電車を運転していなかった。浅草駅をターミナルとした輸送体系を一応は維持した形となっていたわけである。
 しかし2006年3月のダイヤ改正で伊勢崎線は、半蔵門線への乗り入れを主力として、日中も1時間あたり6本の直通列車を運行するようになった。やはり大手町や渋谷へ乗り換えなしで行けるということは東武伊勢崎線の利用客にとってメリットが大きいのだと思う。
 2006年3月のダイヤ改正以降は、曳舟駅で浅草始発の区間準急もしくは普通列車が、半蔵門線から直通する急行列車に接続するダイヤになっている。
 8000系は、10000系とともに伊勢崎線の浅草口での顔となっている。6050系と同じような前面スタイルを持った更新車ばかりになってしまったが、当面は活躍する姿を浅草口において見出すことができるだろう。
【撮影:佐野次郎 2009.8.11東向島駅】