2009/08/30

碓氷峠鉄道文化むらEF532

 EF53形電気機関車は、初めての国産F級旅客用機関車であるEF52形を基本に軽量化と高速性能の向上を図ったもので、1932年から1934年に19両が製作された。
 安定した性能を持つ優秀な機関車であり、お召列車の牽引機関車にも使用されたことがあるそうである。
 1962年から全機が山陽本線の瀬野ー八本松間の補機EF59形に改造された。写真の2号機はEF59形の11号機に改造された。
 碓氷峠鉄道文化むらに保存されている電気機関車は、国鉄の分割・民営化の時期に全国から高崎運転所に集められ、保管されていたものである。貴重な産業遺産を保全した関係者には敬意を表したいと思う。
【撮影:佐野次郎 2009.7.23】

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