54号機は1969(昭和44)年に新製されたEF62形の最終増備車両で、JR東日本に継承されて平成になってからも臨時列車の牽引などに使用された機関車である。
碓氷峠鉄道文化むらに展示されている車両のほとんどは信越本線で実際に走っていたわけではないが、EF62・63形電気機関車や189系特急形電車など信越本線の専用車両については複数の車両が展示されているのがうれしいところである。
きれいな空気につつまれ、往年の名車たちを間近に見られることは、鉄道好きにとってはこたえられないことだと私は思う。
【撮影:佐野次郎 2009.7.23】