2009/09/27

小田急5000形(5061F)

 小田急5000形は4両編成で新製された。車体は2600形とほぼ同一であるが、地下鉄直通電車用に設定された運輸省の基準に準拠して製造され、防火対策が強化されている。
 台車は空気バネ式台車であり、制御器も多段式で加減速時のショックが軽減されており、新製当時の通勤型電車としては高水準の電車だということができる。
 初期型については40年走っているとはいえ、古い電車だという気がそれほどしないのは、保守が行き届いていることと元来優秀な電車だからだと思う。
 写真の5061Fは1971年4月に東急車輌で新製された編成である。
【撮影:佐野次郎 2009.9.23百合ケ丘駅】