2021/12/20

東京地下鉄05系(05108F)

東西線05系は1988年度から2004年度にかけて13次にわたって430両(10両編成43本)が導入されました。輸送力増強や5000系の代替を目的とし、長期にわたる増備となりましたので、途中で大きな仕様変更も行われました。
車体は軽量アルミ製とし、先頭形状は傾斜と曲面を用いてスピード感を表現しています。客室内は暖色系の配色でまとめられ、座席の1人あたりの占有幅は440mmです。冷房装置を搭載したことにより、サービス改善となりました。
制御方式は高周波分巻チョッパ制御、補助電源装置は170kWのコンバータを採用しました。台車はボルスタレス式のSS112/SS012を装備しています。冷房装置は42.000kcalのCU76を搭載しました。
写真の05108Fは1990年6月に完成したもので、05系の2次車に相当します。2次車は1次車に準じた仕様ですが、前面窓を上下にやや拡げ自動放送装置が装備されています。2010年9月に廃車となりました。