2021/12/14

205系(ナハ42編成)

南武線には1989年2月から、4次に分けて96両(6両編成16本)の205系が新製投入されましたが、103系も引き続き使用されていました。残る103系の置換えは2002年10月から2003年7月にかけて山手線から72両(6両編成12本)が転入することで再開されました。
山手線から205系が捻出されたのはE231系500番台が新製投入されたことによるものです。205系に代わるE231系500番台が山手線に投入されたのは、山手線の保安装置を新型のD-ATCに切り替えるためでした。
南武線への転用に際して短編成化・識別帯の変更が行われ、ナハ34~45編成となりました。側扉の窓が小さいのが、南武線に新製投入されたグループとの主な相違点です。ナハ45編成については2005年6月に5000番台に改造され、武蔵野線用ケヨM15編成となりました。
写真のナハ42編成は、1985年12月に川崎重工で完成し、山手電車区に新製配置され、ヤテ26編成となりました。うち6両が2003年3月に大宮総合車両センターで南武線転用工事を完了しました。2015年8月に廃車となり、インドネシアに譲渡されました。

過去の記事から
武蔵野線205系〈ケヨM15編成〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/01/205m15.html