2021/12/05

小田急電鉄4000形(4052F)

小田急電鉄4000形は東京メトロ千代田線乗入れ用として、2007年度から2016年度にかけて5次に渡って160両(10両編成16本)が導入されました。「人と環境にやさしく故障に強い車両」が4000形のコンセプトで、JR東日本のE233系をベースとして標準化が推進されました。
4000形の車体はE233系を基本とした軽量ステンレス製で、裾絞りのないストレート車体です。床面高さを1.130mmとしてホームとの段差を少なくし、バリアフリーの推進を図っています。腰掛は片持ち式に大型の袖仕切りと近年よく見られる構成です。側扉上部には15インチLCDによる車内案内表示装置を装備しています。
4000形は10両編成で6M4T、制御装置はIPM-VVVFインバータ制御です。主電動機は出力190kWの誘導電動機です。台車は軸梁軸箱支持式のボルスタレス台車を装備しています。制動方式は電気指令式でTIOSによって編成全体が制御されます。
写真の4052Fは2007年3月に東急車輌で完成したもので、4000形の1次車に相当します。2013年度にJR常磐緩行線乗入れ関連機器の追設、2016年度に千代田線用ATO装置の搭載、前照灯のLED化等が行われました。

過去の記事から
E233系2000番台(マト4編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2019/08/e23320004.html
千代田線16000系(16101F)
https://sanojiro.blogspot.com/2011/09/1600016101.html

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