2021/12/07

東京地下鉄08系(08101F)

東京メトロ08系は、営団地下鉄(当時)半蔵門線水天宮前ー押上間の延伸開業と、東武伊勢崎線・日光線南栗橋への直通運転を開始するのにあわせて、60両(10両編成6本)を導入したものです。東西線05系(11次車)と仕様の共通化を図り、コストダウンと機器統一性を持たせています。
08系の車体はアルミ製で、前面形状は8000系のイメージを継承していますが、縦曲線主体のシャープな形状とし、下部にスカートを設けています。客室設備については、座席をシート幅450mm・片持ち式のバケットシートとし、3-4人に区切るためのポールを設けています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御で、補助電源装置はSIVを装備しています。台車はモノリンク式ボルスタレス台車ND-730・ND-730T/CTを装備しています。また車両制御情報管理装置(TIS)を導入して運転制御や機器操作の管理を行っています。
写真の08101Fは2002年11月に日本車両で完成したものです。比較的新しい車両ですので、大きな改修は行われておりませんが、行先表示のLEDは換装され、高速シャッタースピードで撮影しても、行先や列車種別が視認できるようになっています。

過去の記事から
東京地下鉄8000系(8101F)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/08/80008101f.html
東京地下鉄18000系(18101F)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/10/1800018101f.html
東西線05系〈05136F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/04/0505136f.html

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