2010/01/24

武蔵野線205系〈ケヨM15編成〉

 武蔵野線では従来8両編成のうち6両をモーター付き車両で運転していましたが、VVVFインバーターの電車を導入することでモーター付き車両を4両に減らしてコスト改善を図ることになりました。
 そのため山手線などから205系を転用する際に、電動車をVVVF改造を行うことになり、2002年から2008年にかけて72組の電動車ユニットが改造され、5000番台となりました。
 搭載されたインバータ装置はIGBT式のSC71で、1台で8個のモーターを制御します。主電動機は誘導電動機のMT74に換装したため、台車もDT70に改造されています。その他従来の車両にあわせて、耐雪ブレーキを追加しています。
 写真のケヨM15編成は、1986年2月に東急車輛で完成し、山手線で使用されました。2003年7月に南武線に転用され、ナハ45編成となりました。さらにT車2両を加えて2005年6月に秋田車両センターで武蔵野線転用工事を完了しました。
【撮影:佐野次郎 2009.11.15新座駅】