2010/01/28

電車とバスの博物館デハ204

 東急電鉄が運営している電車とバスの博物館は、東急田園都市線の宮崎台駅の高架下にあります。その代表的な展示物が玉川線を走っていたデハ200形の204号車です。
 今となっては信じられない気もしますが、混雑の激しい田園都市線の渋谷ー二子玉川間には、1969年まで東急玉川線という路面電車が国道246号線上を走っていました。
 デハ200形は1955年に東急車輛で6両が製造された連接車で、超軽量車体やカルダン駆動など多くの新機軸を採用していました。世田谷線には転用されず、玉川線の廃止と運命をともにしました。
 写真の204号は玉川線の廃止後、多摩川園に展示されていました。私も小さい頃に見た記憶があります。
【撮影:佐野次郎 2010.1.17】