485系1500番台は、1974年に北海道で電車特急を運転するのに備えて485系に耐寒・耐雪設備を施して製造されたものです。屋根上の前照灯が2灯なのはそのためです。1975年から特急「いしかり」に使用されましたが、故障も多く1980年には781系に交代して本州に転属しました。
485系1000番台は、奥羽本線の電化に備えて1976年から製造されたもので、耐寒・耐雪設備を強化しています。上野ー秋田間の特急「つばさ」などに使用されました。
1982年11月のダイヤ改正で、東北・上越新幹線の大宮開業により、在来線の特急は大幅に削減されましたが、1985年3月の上野開業までは、特急「つばさ」「鳥海」などが1本ずつ残っていました。それらの列車で活躍する1000番台・1500番台を上野駅などで見た記憶があります。
【撮影:佐野次郎 2009.11.15新座駅】