2010/01/01

小田急電鉄1000形(1254F)

 小田急1000形は各駅停車の8両編成化と9000形の千代田線直通運転の代替を目的として、1987年から92年にかけて160両〈10両編成4本、8両編成1本、6両編成6本、4両編成19本〉が製造されました。
 小田急では初めて軽量ステンレス車体とVVVFインバーター制御を採用した車両です。1000形のVVVF装置はGTOサイリスタ素子を使用したものです。
 室内の配色は8000形の後期形に続いて暖色系の配色でまとめられました。1000形は当時の通勤型電車としては標準的な構成の電車ということができるでしょう。
 写真の1254Fは1989年12月に川崎重工で完成したものです。近年の車両に比べると丸みを帯びていて、戸袋窓もありなんとなくゆったりとした印象をうけます。