府中本町ー東京・南船橋〈海浜幕張〉間を結ぶ武蔵野線は、現在も貨物路線として大きな役割を果たしており、多数の貨物列車が運転されています。複雑な立体交差や配線で幹線と接続されています。
そのためJR貨物に在籍する多彩な電気機関車の姿を武蔵野線内において見出すことができます。写真の列車はEF66形の次位にJR貨物では珍しくなった原色のEF64形1000番台を連結しています。
EF66形はもともと高速コンテナ列車の牽引を目的として製造された機関車ですが、1985年3月のダイヤ改正では一部の車両が東京口のブルートレインの牽引用に転用されました。
写真の52号機は2000年3月にJR西日本から購入した機関車で、吹田機関区に配置されています。ブルートレインの削減で余剰となった機関車をJR貨物が購入して使用しているわけです。