2010/01/17

さよなら京浜東北・根岸線 209系


 京浜東北・根岸線の主力として活躍してきた209系通勤型電車ですが、新鋭E233系1000番台への置き換えが急速に進み、いよいよ1月24日をもって京浜東北・根岸線での営業運転を終了します。
 209系は103系と同等のパフォーマンスを、イニシャルコスト・ランニングコストを極限まで削って実現するという「引き算」の電車ということができます。
 またJR東日本の新津車両製作所における量産体制を確立できた形式であり、その後の首都圏での新形車両の大量・迅速な投入に大きく貢献した車両ということもいえるでしょう。
 輸送量も多く運転距離の長い京浜東北・根岸線での運用には無理があったようで、1998年に209系に統一されてから、わずか12年と鉄道車両としては異例な短期間での撤退となりますが、改造の上南武線や房総地区で活躍するのは、209系を毎日のように利用していた者としてはうれしいことです。
【撮影:佐野次郎 2010.1.17〈上〉/1.16〈下〉山手駅】

2 件のコメント:

  1. 佐野次郎さん こんばんわ。 亀次郎です。
    インバータのモータ走行音はこれだという、典型的なGTOインバータが少なくなってきました。またブレーキの緩解音が現在の最新車両のルーツのような独特な音が京浜東北線から聞けなくなるのは、さみしいですね。
    私は埼京、川越線沿線ですので、209系の姉妹車りんかい線70-000系でまだ暫く聞けそうです。

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  2. 亀次郎さん、コメントありがとうございます。

    私は根岸線沿線にずっと住んでおり、103系の印象が強いのですが、209系が引退というのは変化があまりに急な気がしています。

    しかし今ではE233系がほとんどとなり、車体の幅が広くゆとりが感じられるのと、車両故障が少なくなったような気がすることには助かっています。

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