京成3600形は1982年から1989年にかけて54両〈6両編成9本〉が製作されました。よく言えばクセがない、わるく言えば印象の薄い電車のような気がします。
3500形に続いて車体は軽量ステンレス製で、主回路は界磁チョッパ制御に進化しています。京成の通勤電車も「省エネ」化されたというわけです。
話は変わりますが、線路端で撮影していると「何か珍しい電車が来るんですか?」と尋ねられることがあります。私の興味は普通に走る電車をなるべくカッコよく撮ることにありますので、「普段通りの電車が走っていますよ」と答えています。
写真の3678編成は1989年6月に日本車輛で完成したものです。1998年12月に3668編成の中間車2両を増結して8両編成になっています。