そんな相模線もようやく電化されることになり、1991年1月から3月にかけて205系500番台52両〈4両編成13本〉が製造されました。
500番台が新たに起こされていることから想像できる通り相模線独自の仕様です。前面のデザインも独自のものです。しかし他の205系と一番大きな違うことは、乗り降りの際に自分でボタンを押してドアを開ける必要があることです。慣れればなんでもないことですが、初めての人は驚くことでしょう。
写真のR11編成は1991年2月に東急車輛で完成したものです。豊田電車区に新製配置されましたが、JR東日本に横浜支社が設けられたため現在では相模線の車両はすべて国府津車両センターの配置となっています。
【撮影:佐野次郎 2009.12.31入谷ー海老名間】