2021/11/20

東急電鉄5050系(5167F)

東急東横線では、2004年度から5050系を導入し、8000系・8590系・9000系の置換えを行いました。長らく主力として活躍した8000系に比較して、電力消費量・騒音・振動を大幅に低減しています。五社による相互直通とあわせて東横線も大きく変貌したと思います。
5050系の基本構造は田園都市線用の5000系・目黒線用の5080系と共通で、軽量ステンレス製の車体です。先頭部だけがFRPでできています。東横線のラインカラーは桜色としています。これは5050系で初めて導入されたカラーです。客室は暖色系の配色でまとめられています。
5050系の制御方式は、IGBT-VVVFインバータ方式で、出力190kWの誘導電動機を装備しています。台車はTS-1019A/TS-1020Aを装備しております。主電動機と台車は3000系以降同じものとしています。集電装置はシングルアーム式で8両編成で4台を搭載しています。
写真の5167Fは、2007年12月に東急車輌で完成したものです。窓周りは艶消し仕上げ、スカートは初期型、TIP(客室内に設けられたモニタ)は15インチと初期型に近い中でも、ドア内側の化粧板はありと仕様に変更された点もあります。