2021/11/07

東武鉄道50000系(51008F)

2003年に半蔵門線が押上まで開業したことにより、東武伊勢崎線もあわせて東急田園都市線に乗り入れることになりました。東武では1997年から製作された30000系が充当されたのですが、6両+4両で10両編成を構成しているので、中間に運転台が入ることにより混雑時における運用には難点があったようです。
そのため2005年から50050系が導入され、180両(10両編成18本)が揃えられましたが、30000系も2編成だけが半蔵門線直通運用に残っていました。いよいよその2編成も東上線に転用されることになったのですが、50050系を新造するのではなく東上線で使用されていた50000系を転用するという手法が取られました。
50000系は使用目的に応じて、50050系・50070系・50090系という派生形式があるのですが、共通仕様はそのままで、使用目的に応じたカスタマイズをしているので、上記のような転用が可能となりました。
写真の51008Fは、2010年6月に日立製作所で完成したものです。2019年12月に南栗橋車両管区に転属して、半蔵門線・田園都市線直通用になりました。30000系の31606F+31406Fが入れ替わりに森林公園検修区に転属して東上線に転用されました。転用に際して中間運転台を撤去して10両固定編成となっています。

過去の記事から
東上線50000系(51008F)
https://sanojiro.blogspot.com/2011/05/5000051008f.html
伊勢崎線・日光線30000系〈31606F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/08/3000031606f.html

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