2021/11/28

相模鉄道21000系(21103F)

相模鉄道21000系は、既存の20000系と同様に東急線直通に充当するために導入された車両です。20000系は東横線への直通を想定していますが、21000系は目黒線への直通に充当されるものです。
21000系は8両編成になったこと以外は、外観は20000系とほぼ変わりません。強いて言えば非常用のドアコックのうち一か所が車体中央部の床下に設置されていることで、これは東急目黒線の3020系などと同じになっているそうです。
客室内についても20000系の2次車と同じ仕様になっています。最近の電車でよく見るLCDの表示器は21.5インチと大形になっています。直通運転に必要な一部機器は現時点では準備工事に止めており、後日本装備となるとのことです。
写真の21103Fは、2021年9月に日立製作所で完成したものです。21000系は2021年度の設備投資計画で32両(8両編成4本)が導入されることになっています。21000系が揃うまでは8両編成が不足するため、8両編成を所定とする運用の一部に10両編成も入ります。