2021/11/17

東急電鉄5050系4000番台(4106F)

東急東横線の5050系4000番台は、2013年の東京メトロ副都市線との相互乗入れ開始に備えて2011年度から導入されたものです。東横線としては初の10両編成の車両ですが、既存の5050系8連と区別するために4000番台の車番が与えられました。
副都心線内で行われるワンマン運転対応機器や、副都心線を介して相互直通運転を行うことになる西武・東武線への乗入れに対応するための一体型ATS-P/S保安装置などを新製当初から備えております。
東急東横線も、東急・横浜高速・東京地下鉄・西武・東武と五社の車両が走り、バラエティーに富んだ構成になっておりますが、運用の調整や各社の車両すべてに対応する乗務員の苦労など舞台裏がどうなっているのかも興味深いところです。
写真の4106Fは2012年3月に東急車輌で完成したものです。10両すべてが新製車両となっております。また車体の窓周りは光沢仕上げ、先頭車のスカートは強化型を装備していることなど5050系の中でも後期グループの仕様になっています。