2021/11/13

東京地下鉄15000系(15103F)

東京メトロ東西線で使用されている15000系電車は、05系初期車の代替を目的として導入されたものです。東西線の朝ラッシュ時の慢性的な遅延に対応するため、1.800mm幅のワイドドアを採用し、駅での停車時間の短縮を図っているのが最大の特徴です。
車体はアルミ製ですが、車間貫通路は有楽町線・副都心線用10000系のような透明のものでなく従来のスタイルになっています。化粧板は明るめのグレーになっています。車内案内情報装置は17インチワイドの液晶画面を備えております。
10両編成で5M5Tとなっています。制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御で、主電動機は出力225kWの誘導電動機です。台車はモノリンク式ボルスタ付台車FS-778を装備しています。冷房装置や補助電源装置については10000系に準拠しています。
写真の15103Fは2010年7月に日立製作所で完成したものです。15000系は2021年4月現在で160両(10両編成16本)が在籍し、05系のワイドドア車とあわせて朝のラッシュ時に優先的に使用されています。