2021/11/19

小田急電鉄30000形(30054F+30254F)

小田急電鉄30000形は2021年4月現在で70両(6両編成・4両編成7本ずつ)が在籍し、小田急の特急車両では最多勢力となっています。従来からターゲットとしていた観光需要だけではなく、通勤需要にも適応した車両として設計がまとめられました。
車体長20mでボギー車構造を採用したため、10両編成では588名の定員を確保しています。置換えの対象となった3100形の定員は456名でした。6両編成と4両編成で分割することが可能で、中間となる車両には自動幌装置を装備し、運転台から操作されます。
腰掛のシートピッチは1.000mmを確保しています。リニューアルに際して、照明をLEDに変更した他、ゆったりトイレと呼ばれる大型の手洗いも導入されています。元々の設計がバリアフリーにも親和性があったといえると思います。
写真の30054F+30254Fは1997年5月に日本車両で完成したもので、30000形の2次車に相当します。2019年5月に日本車両でリニューアルと機器更新を完了しています。小田急ロマンスカーの新しい領域を確立した形式として活躍を続けるものと思われます。

過去の記事から
小田急電鉄30000形(30051F+30251F)
https://sanojiro.blogspot.com/2011/09/3000030051f.html
小田急電鉄30000形(30052F+30252F)
https://sanojiro.blogspot.com/2018/08/3000030052f30252f.html
小田急電鉄30000形(30053F+30253F)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/11/3000030053f30253f.html
小田急電鉄30000形(30055F+30255F)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/08/3000030055f30255f.html
小田急電鉄30000形(30056F+30256F)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/08/3000030056f30256f.html
小田急電鉄30000形(30057F+30257F)
https://sanojiro.blogspot.com/2018/08/3000030057f30257f.html