私が電車を通学で利用するようになった頃主力だったのは103系でした。根岸線のスカイブルーの103系は、先頭車こそ冷房車でしたが中間には非冷房車や編成中間に閉じ込めた初期型の先頭車も混じっていました。
国鉄からJRへ移行する頃に製造されていたのは205系でしたが、103系に比べてずいぶんと良くなった電車だと思いました。空気バネ台車の採用で乗り心地がよくなり、車内も化粧板の色がクリーム色になってずいぶんと明るくなりました。
京浜東北・根岸線には205系は少数しか入らず、根岸線に直通で入ってきていた横浜線の205系を利用する機会がかなりありました。当初は山手線に入りましたが、国鉄時代には新車を入れることがあまりなかった横浜線や南武線にも205系が新製投入されたのもJRならではという印象を持ちました。
写真のナハ8編成は、1990年8月に川崎重工で新製されたものです。2010年9月には集電装置をシングルアーム式のPS33Eに換装しました。2015年5月に廃車となり、インドネシアに譲渡されました。