2022/01/15

小田急電鉄60000形(60051F)

小田急電鉄60000形は、地下鉄線に乗り入れできる初のロマンスカーで2007年度から2015年度にかけて4次に渡り42両(4両編成3本・6両編成5本)が導入されました。地下鉄乗入れだけでなく、JR線乗入れと線内運用でも使用されています。
60000形の車体はアルミ製のダブルスキン構造で、10両編成を組成すると578名の定員となります。特急としてのデザイン性とマルチユース性・輸送力を高いレベルで兼ね備えている車両といえると思います。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御、補助電源装置はIGBT-SIVを採用しています。主電動機は190kWの誘導電動機です。台車はボルスタレス台車のND-739・ND-739T/TAを装備しています。制動方式は電気指令式でTIOSを介して制御されます。
写真の60051Fは2007年12月に日本車両で完成したもので、60000形の1次車に相当します。60000形は30000形の機能性と50000形の華やかさの双方を継承している形式ともいえますが、60000形独自の鮮やかな青色の塗装が秀逸だと感じます。

過去の記事から
小田急電鉄60000形(60052F)
https://sanojiro.blogspot.com/2012/10/6000060052f.html
小田急電鉄60000形(60053F)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/10/6000060053f.html

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