小田急電鉄5000形は2019年度から導入されている最新型の一般車です。新聞などで小田急の写真にはこの形が使われることが多いので、代表的な車両として認知されていると思われます。通勤車としてはかなりスタイリッシュなデザインでしょう。
車体は裾絞りの拡幅車体で軽量ステンレス製ですが、先頭部はスピード感を連想させる流線形です。テールライトと装飾灯を兼ねたライン式の照光装置が特に目新しいです。また側面に表記されている車両番号がかなり上のほうに移動していますが、これはホームドアの普及に対応したものです。
客室内の照明はLEDは天井埋込型・平板タイプとするなど天井の凹凸を極力少なくして広く感じられるような工夫がされています。また1両について8台の空気清浄機が設置されています。通勤電車としては相当な快適性だと思います。
写真の5059Fは、2021年9月に日本車両で完成したものです。5000形の導入によって8000形の界磁チョッパ制御車、1000形の非更新車の代替が進められています。今後も増備が継続されるものと思われます。