2022/01/03

東京地下鉄8000系(8113F)

営団(当時)8000系は1984年度から1994年度にかけて190両(10両編成19本)が導入されました。そのうち8112F~8114Fの3編成は、東西線の輸送力増強を目的として10両編成で新製投入されました。
暫定的な投入のため、識別帯は半蔵門線のパープルで、側扉上にブルー地に白抜きの文字で「東西線」と表記していました。暫定的に8000系を投入したのは、5000系は旧式化していましたが、05系の導入前であったためです。
JR中央・総武緩行線と相互直通運転を行うため、運転台の仕様を5000系に揃えていました。そのためマスコンもツーハンドルとなっていました。また先頭車には密着連結器を装備し、快速運転を行うため列車種別灯を運行番号・行先表示の脇に追加していました。
写真の8113Fは1987年9月に東急車輌で完成したもので、8000系の3次車に相当します。1988年5月に冷房改造を完了しました。1988年12月に東西線から半蔵門線に転籍しています。2010年3月に大規模修繕と制御装置更新を完了しました。