2022/01/01

東京地下鉄08系(08106F)

東京地下鉄08系は2003年3月に半蔵門線水天宮前ー押上間が延長開業し、営団(当時)・東急・東武の三社直通運転を開始することによる所要車両数の増加に対応するために導入されたものです。営団地下鉄としては最後の新形式となりました。標準化を意図して東西線05系11次車と共通の仕様を多くしています。
車体はアルミ合金製でダブルスキン構造を取り入れています。前面は多角形とブラックを取り入れております。客室内はラインカラーのパープルをもとにデザインをまとめています。座席は片持ち式として、占有幅は450mmで縦仕切りを用いて7人掛けを3-4人に区分しています。3色LEDによる車内表示器が乗降口上部に設置されています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御とし、主電動機は出力165kWの誘導電動機です。補助電源装置はSIVを備えます。台車はモノリンク式ボルスタレス台車ND730/ND730Tを装備しています。冷房装置は50.000kcal/hの能力を持っています。
写真の08106Fは2003年2月に日本車両で完成したものです。08系は60両(10両編成6本)が2002年度に導入されました。車外表示器を3色LED式からマルチカラーに変更しています。また比較的新しい車両ですので、18000系による置換対象には含まれておりません。

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