2022/01/04

小田急電鉄1000形(1069F)

小田急電鉄1000形は新製から約25年を経過し、老朽化や性能面でも他の車両に比較して見劣る面が出てきたため、2014年度から車体修理・機器更新を行っています。4両編成のまま更新を行った編成と、10両編成に組成し直した編成があります。
外観については、行先表示をフルカラーLED式に変更したこと、前照灯のLED化、電気連結器の2段化が目立ちます。客室内は全面的にリニューアルされ、腰掛・袖仕切・化粧板などを一新しています。また17インチLCD式の車内案内表示装置を設け、照明もLED化しています。
制御装置はフルSiCVVVFインバータ制御、補助電源装置はIGBT-SIVに換装しています。主電動機・空気圧縮機も換装しています。また列車情報管理システムTIOSを搭載し、運転台もデスクタイプに一新しています。
写真の1069Fは1990年12月に東急車輌で完成したもので、1000形の4次車に相当します。2020年3月に車体修理と機器更新を完了しております。1000形の車体修理と機器更新ですが、現在では10両固定編成の1092Fが実施中です。