東急電鉄の5000系シリーズは、2002年から導入されている車両で「通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン」に準拠しているものです。田園都市線に5000系、目黒線に5080系、東横線に5050系・5000系が投入されました。
田園都市線5000系は10両編成で5M5Tとなっています。シートモケットや化粧板・床材は青系統の配色でまとめられています。2面の大型ディスプレイが設置されたのは、鉄道ファンでなくてもわかりやすい変化ではないかと思います。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御、補助電源装置は出力250kVAのIGBT-SIVを採用しています。台車は軸梁式ボルスタレス台車TS-1019A/TS-1020Aを装備しています。冷房装置は52.500kcal/hと大容量になっています。
写真の5120Fは、2008年8月に東急車輌で完成したものです。2009年7月には4号車を6扉車に差し替え、3両が6扉車となりました。2016年1月に総合車両製作所で5420(三代目)・5520/5820(二代目)を新製し、4扉車に統一しています。この3両は室内が緑系統の配色で腰掛の背ずりが高くなっています。