2022/01/26

東京地下鉄8000系(8102F)

東京メトロの8000系電車は、既に18000系による置換えが始まっていますが、コロナ禍の影響もあり当初の構想よりはペースダウンして2025年度までに置換え完了というスケジュールになっているそうです。
営団地下鉄の電車は出入口の窓が小さくなっており、国鉄でも201系から小さくなりましたので、先進的な仕様なのかと思っていましたが、破損防止のために小さくしていたようです。それだけ電車の混雑が激しかったということでしょう。後年の更新で出入口の窓も通常の大きさになっています。
大規模修繕により制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御になり、主電動機も新形となり10000系に準じた仕様になっています。その他行先表示がLEDになったり、車内にLCDモニタによる案内装置がついたりと広範囲に渡って改良されていますが、集電装置は菱形のままになっています。
写真の8102Fは、8102~8502.8802~8002の8両が1981年3月に東急車輌で完成したもので1次車に相当します。1988年7月に冷房改造されています。8602・8702は1994年7月に日本車両で完成したもので6次車に相当します。2006年11月に大規模修繕と制御装置更新を完了しています。