2022/01/10

205系(ナハ3編成)

国鉄時代の南武線では、101系・103系まで他路線から転用される車両がほとんどだったのですが、JR東日本への移行後の1989年から1990年にかけて4次にわたって96両(6両編成16本)が新製投入されました。
保安装置はATS-BとATS-Sを装備し、ATCは搭載しておりません。ATS-Pは準備工事とし、1990年度に製造された車両から実装しました。運転室仕切部の窓拡大、客室寸法の拡大も行われました。
205系新製車だけでは103系の全面置換えには至らず、山手線からの転用車と209系の新製・転用により置き換えられました。2014年7月からE233系8000番台の導入が開始され、2016年1月に置換えが完了しました。
写真のナハ3編成は1989年3月に川崎重工で完成したものです。2010年9月にはパンタグラフをシングルアーム式のPS33Eに交換しています。2015年11月に廃車となり、インドネシアに譲渡されました。