東急電鉄5000系は2002年度に導入がはじまったものです。省エネルギー・バリアフリー・標準化によるコストダウンを重視して設計された電車です。JR東日本のE231系電車と基本構造と部材の共通化を図っていますので、親戚筋の電車だということもできます。
また田園都市線の激しい混雑に直面した電車でもあります。2005年度から座席を収納式にした6扉車を導入し、15編成の4.5.8号車が6扉車になっていました。しかしながらホームドアの普及によりノーマルな4扉車に差し替え、6扉車は既に全廃となっています。
運転面では急行を旧新玉川線区間では各駅に停車する準急に建て替える時期にもかかっています。また8500系の本格的な代替は2020系によって行われていますので、在籍する数という意味では第二勢力という位置づけになっています。
写真の5111Fは2003年2月に東急車輌で完成したものです。2007年5月に6扉車1両を組み込み、2009年5月には6扉車が3両化されました。現行の5411.5511.5811の3両は6扉車を代替するために2016年8月に新製されたものです。