1号機関車は営業列車を牽引した10両の機関車の中の1台である。イギリスのバルカン・ファウンドリー社で製造されたもので、1909の年形式称号改正により、150形機関車の150号機となった。
1880年に京阪神地区に転用されたあと、武豊線、横須賀線、大阪駅での入換に使用され、1911年には国鉄では廃車となり、島原鉄道に転じた。
1930年には国鉄に返却され、1936年から神田の鉄道博物館(のちの交通博物館)で展示された。私も交通博物館で何回かこの機関車を見た。100年以上前に製造された鉄道車両が常時公開されているのは、凄いことだと思う。
【撮影:佐野次郎 2008.12.15】