2009/07/18

鉄道博物館7101号

 1880年に開業した北海道の幌内鉄道で使用するため、北海道開拓使がアメリカから輸入した2両の蒸気機関車のうちの1両である。この7101号が「弁慶号」、僚機が「義経号」である。機関車に愛称をつけるのは珍しい。
 1906年に国有化されたあと、1924年まで使用された。イギリス生まれの1号機関車や1292号とは明らかにスタイルが異なり、西部劇に出てきそうな機関車である。
 1939年に大宮工場で復元工事を行ってから、鉄道博物館で保存展示された。神田では1292号と並んで展示されていた。
 私は神田にあった交通博物館が大宮に移って鉄道博物館になるのはなぜかと考えたが、所蔵されている車両の一部が大宮工場で保管されたり、復元されたりしているので浅からぬ因縁があったのだ。
【撮影:佐野次郎 2008.12.15】

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