2009/07/12

183系

 国鉄末期には、限られた予算の中で車両の新製を抑制するため、車両の改造が盛んに実施され、系列間の改造や中間車の先頭車化改造などが盛んに行われた。
  写真の183系は波動輸送用として大宮総合車両センターに配置されているもので、写真の先頭車は485系特急型電車の中間車を改造したものだ。
 JR東日本では、209系や253系など平成生まれの車両でさえ、置き換えの俎上にあがってしまうが、財政難の国鉄ではパッチワークのように車両をやりくりしていたのである。
 昨今の不景気による旅客収入の減少により、JR東日本でも設備投資の見直しを図ることになるだろう。その中で意外な車両の転用が見られるかもしれない。
【撮影:佐野次郎 2009.7.12大船駅】

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